ベッドタウン・ボウイ

渋谷から田園都市線で20分の郊外に住む大学生日記。

ゆるゆるバックパッカー東南アジア一人旅 ラオス編

 

ラオス

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【滞在日数】7日間

【都市】フアイサーイ・パークベン・ルアンパバーン・バンビエン

 

タイの次に向かった国はラオス。山がちの地形や控えめで大人しい国民性は、どこか日本と似ているかも。

 

タイのチェンマイから254B(約813円)の国際バスに乗り、陸路で国境を越えて入国。

最初に到着した街はラオスのほぼ最西端に位置する、フアイサーイというところ。ここから東へと進み、国を横断してベトナムに行く計画!

 

この記事では、スローボートというメコン川を丸二日かけて下る船旅と2つの都市を紹介します。

 

スローボート

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今でもラオス人の暮らしと密接に関わるメコン川は、東南アジアを代表する河川で世界10番目の長さを誇る。

今回の旅行では、フアイサーイから世界遺産の街ルアンパバーンまでスローボートという船でメコン川を下り移動した。

 

スローボートはその名の通りのんびりと川を下る船で、放牧されている水牛や岸辺で遊ぶ子供たちといった、のどかな川辺風景を眺めながら旅をすることができる。

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目的地のルアンパバーンまでは丸二日。

終盤はメコン川の景色に飽きていた気もするが、船内で弾む会話や彼方に落ちる夕陽、そして『何もしない』という最高に贅沢な時間を過ごせます。

 

運賃は220000K(約3013円)で、昼出発便のみ。チケットは朝の8時からパークベンの船着き場で売られています。

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小さな街だからどこに宿泊していても船着き場までは歩いて行ける。そのため、ゲストハウス等で販売している正規料金ではないチケットを買う必要はないと思います。

 

スローボートに乗っているのは、欧米人バックパッカーが多い。

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こちらもタイで乗った寝台列車と同じく、おしゃべりをする意外の娯楽がないので、色んな人と仲良くなれる!

船内後方にスナックやジュースを売っている売店があるので、食べ物にも困らない。ちょっぴり高めの値段設定なので、乗船前にサンドイッチや水を買っておくと良いかも。

 

丸二日の船旅といっても、ずっとスローボートに乗っているわけではありません。

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夕方頃にパークベンという川沿いの街に到着するので、ここで一泊して翌朝ルアンパバーンに向けて再度出発する。

フアイサーイよりもさらに小さな街なので、同乗した旅行者と顔を合わせる機会も多く、一緒に夜ごはんを食べたりお酒を飲んだり!

 

二日目の出発は8時半で、昨日と同じように船内でのんびりとした時間を過ごします。

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本を読んでお昼寝をして、一通りおしゃべりが終わった夕方頃にはルアンパバーンに到着しているはず。

 

非常にゆっくりとしたペースで川を下るスローボートの船旅は、好き嫌いが分かれると思います。でも、この時間も旅行ならでは。ぜひぜひ、メコン川雄大な流れに身を任せてみて。

 

ルアンパバーン

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ユネスコによる1995年の世界文化遺産登録以来、多くのメディアに紹介されるルアンパバーンラオスといえばこの街を思い浮かべる人も多いでしょう。

一泊二日の滞在予定だったので、街に到着した夜にすぐ次の目的地に向かう長距離バスのチケットを買い、翌朝から行きたいところを絞って観光した。

 

まずはオレンジの行列!

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これは托鉢と呼ばれる市民が仏教への帰依を示す行事で、早朝からオレンジ色の僧衣を着た僧侶が喜捨を求めて街を歩く。

行事自体はラオス全土で行われていますが、ルアンパバーンは寺院の数が多いため規模が大きいです。

 

僧侶の行列とお祈り熱心な市民たちは、無宗教国家の日本ではまず見ない光景。改めて文化の違いを感じました。

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パシャパシャ写真撮ってしまって、申し訳ない。

 

昼からは船でメコン川を上って、郊外のパークウー洞窟へ。

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ここは川に面した切り立った崖にくり抜かれた洞窟で、内部には4000体以上の仏像が置かれています。

 

あとは市内に戻ってランチを食べて、街を散策して、夕方には長距離バスに乗り込み次の街へ。

 

ルアンパバーンは日本で例えると京都のような雰囲気。市街地自体が世界文化遺産として登録されているので、散歩をするだけでも充分に楽しむことができました。

郊外に行けば酒造りの村やマイナスイオンたっぷりの滝など、今回は訪れることができなかった観光スポットがたくさんあったので、もう少し滞在しても良かったかも!

 

バンビエン

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首都のビエンチャンや観光客に人気のルアンパバーンと比べて、バンビエンは知名度が低くガイドブックにもあまり情報が載っていません。

確かに豪華なホテルや歴史ある建造物、大規模なナイトマーケットなどはありませんでしたが、その代わりに雄々しい岩山とナムソン川という清流に囲まれた街でスローな時間を過ごせます。

 

今回の東南アジア一人旅で一番好きな街はバンビエンかもしれない! 

特にお気に入りだったのがこの街のレストラン。

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どこに行ってもクッション付きの座敷で靴を脱いで家みたいにくつろげるから、だらだらするのにピッタリ。

川沿いに店を構えるレストランだと必ず景色の良いテラス席があるので、みんな読書をしたり景色を見たりと、のんびり過ごしていました。

 

もちろん、美味しいラオス料理もたくさん食べられます。

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迷ったらサンドイッチが間違いない!

フランスパンをまるごと一本使い、肉や野菜がこれでもかというくらい挟まれているのに、どこのお店も値段はだいたい15000K(約205円)くらい。

 

バンビエンは自然を生かしたアクティビティも多く、ブルーラグーンというエメラルド色の池に行って泳いだり、気球に乗って空から街を眺めたりしました。

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結局、バンビエンにはハマりすぎて四泊。

ブログには書ききれなかったけど、泊まったゲストハウスはバンガロー式でワクワクが止まらなかったし、夜はどんちゃん騒げるバーがたくさんあって楽しかった!

 

◆まとめ

東南アジアの国ってどこものんびりとした空気だけど、ラオスは特にゆっくりとした時間が流れていて穏やかな気持ちになる。

 

バックパッカーが観光や文化交流など本来の目的を忘れて、一つの土地にダラダラと長期間留まることを『沈没』というらしい。

あまり良い意味では使われない言葉だが、今回の旅行を振り返ってみて、ラオスで沈没するのも良かったなぁと。

 

必ずしも楽しい毎日ばかりではない。慣れない環境で、精神的にも身体的にもいつの間にか疲れが溜まってしまう。

でも、ラオスの独特なゆるさのなかでのんびりとしていれば、絶対に元気をチャージできる!

 

短い滞在だったが、ラオスに行けて良かった!

ゆるゆるバックパッカー東南アジア一人旅 バンコク市内を走る路線バスの乗り方編

 

◆はじめに

タクシーやMRT(地下鉄)、トゥクトゥク、モーターサイ……とバンコク市内の公共交通機関はたくさんあるが、最も安くて現地人の足としても使われているのは路線バスだ。

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200近い路線があり、路線バスに乗ればバンコク市内ならどこへでも行ける。運賃も6.5B(約21円)〜とメチャクチャ安い。

 

しかし、この路線バスは外国人旅行者にとって非常に乗りづらい。

バスに表示されている行き先とおもな経由地は現地語であるタイ語だし、車掌も英語を話せないことがほとんど。系統で数字が振り分けられているため、目的地のバス停の番号を知らなければ乗車することすら叶わない。あと、時刻表もない。

 

でも、せっかくバックパッカー旅行をするなら移動くらい現地人と同じ目線を体験してみたい!

そこで今回は、バンコク市内を走る路線バスの乗り方を分かりやすく紹介します。

 

バンコク市内を走る路線バスの乗り方

持ち物

・バス路線図

・お金

 

乗り方

前述の通り、バンコクの路線バスは系統で数字が振り分けられている。

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バス停に番号が書いてあって、その番号のバスが停車するという仕組み。

例えば目的地付近のバス停の番号が5なら、同じ番号が書いてある最寄りのバス停を探して、5と書いてあるバスに乗れば良い。

 

バスの番号はフロントガラスか側面に書いてあるので乗り間違えることはまずないのだが、問題はどのバスに乗れば良いか。

初めて行くところなら、目的地付近のバス停に書いてある番号は当然分からない。

SIMカードを買ったならいいけど、当然Wi-Fiなんか飛んでないからググろうにもググれない。

 

そこで活躍するのが、バス路線図だ!

町の書店で市販されている他、ガイドブックに簡単なバス路線図が付属していることも多い。

じっくりと目的地付近のバス停の番号を確認して、対応する近くのバス停を探せばOK!

 

ちなみに、バンコク市内の路線バスは何もしないとバス停に人が待っていても通り過ぎる。タクシーみたいに運転手に合図を送らなければならないので注意。

 

エアコンの有無や車体の新旧でバスの種類と運賃は変わる。

よく見かけるのは、かなり古びた車体でエアコンもない赤バス

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路線により6.5B(約21円)か7.5B(約24円)と、運賃も他のバスに比べて安い。

ボロくてもエアコンがなくても、乗り心地は特に問題ないのでオススメ!

 

乗ったら

バスに乗ったら、制服を着ている車掌に運賃を支払う。車掌は金属製の細長い運賃箱をカチカチ鳴らしているので、すぐに分かるはず。

こちらから払いにいかなくても向こうから来てくれるので、車内で待っているだけでOK!

タイ語しか通じない場合が多いが、身振り手振りで運賃を教えてくれる。

 

運賃を支払うと領収書がもらえるので、バスを降りるまではキチンと保管しておく。たまにバスの乗り換えを指示されるので、そのときに領収書の提出を求められる。

 

降りるとき

日本と同じように、目的のバス停が近づいたら天井かドア付近にあるボタンを押す。

ただし、バス停には名前もなく車内放送もないので、ボタンを押すタイミングに結構困る。

 

バス停の間隔が短いので、たいていは多少乗り過ごしても問題ない。

地図を持っているか目的地をタイ語で伝えることができれば、着いたら車掌に教えてくれるようにと頼んでおくのも手。

 

◆おわりに

土地勘もなく、現地語も分からず、最初はとにかく不安なバンコク市内の路線バス。

なんだかんだで、つい英語の通じるタクシーに乗ってしまうのだけれど、時間的にもコスト的にも楽しさ的にも路線バスはオススメです!

 

現地人の足として使われているからこそ、バスはローカルの暮らしが垣間見える。

そんな暮らしが覗けるからなんだと思うし、実際に覗けたのはタイのビジネスアワーは朝の7時から夕方の3時までなんだってことくらいだけど、でもそれってちょっと楽しいよね!

ガイドブックに載っていない情報を見つけることもまた、旅の醍醐味。

 

最初は怖い路線バスだけど、慣れれば簡単で便利! 挑戦してみる価値は充分アリ!!

 

◆おまけ

実は、バンコク市内を走る路線バスは無料で乗れる場合もある。

 

バスの前面に置いてある青地のサインボードに何かしら書いてあるバスが、たまに街中を走ってます。

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これはタイの国費で走っているバスで、乗車料がなんと無料!

といっても、もともと7B(約21円)程度で乗れるので、よほど貧窮していなければこのバスを狙って乗車することはないだろう。見つけたらラッキーと思うくらい。

 

わたしも一度だけこの無料路線バスに巡り会うことができて、外国人旅行者でも乗車OK! 遭遇率低めなので、見かけたら記念に乗ってみてはいかが?

ゆるゆるバックパッカー東南アジア一人旅 タイ編

 

◆タイ

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【滞在日数】5日間

【都市】バンコク・アユタヤー・チェンマイ

 

タイは微笑みの国と呼ばれ、にこやかで穏やかな人が多いらしい。そんな国民性に惹かれるのか、この国には世界中からバックパッカーが訪れて東南アジア周遊の起点するという。

わたしもそんなバックパッカーの一人で、今回の東南アジア一人旅で訪れる最初の国はタイを選びました。

 

3月1日の深夜に関西国際空港を出発して、翌日の早朝に首都バンコクから少し離れたところにあるドーン・ムアン国際空港に到着。

15B(約48円)のバスに乗り、まずはバンコク市内を目指します。

 

この記事では、タイで訪れた4都市とバンコク-チェンマイ間で乗った寝台列車を紹介します。

 

バンコク

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バンコクはタイの中で最も発展している都市で、高級なホテルから安いゲストハウス、美味しい屋台やレストラン、ナイトスポット、スパと何でも揃っている。

公共交通機関も充実していて、観光スポットは市内にたくさんあるので、この街だけでも充分に旅行は楽しめます。

 

まず、バンコクのなかでもバックパッカーの聖地と言われるカオサン通りを拠点に、旅の情報収集や観光スポットを巡りました。

 

泊まった宿は『Nat 2 Guest House』というところ。

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カオサン通りのなかでも、特に日本人バックパッカーが多く泊まっている宿。旅行計画がふわふわしていたわたしは、ここで情報収集です。

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ドミトリーはなく、一泊200B(約640円)のシングルルームとツインルームのみ。トイレとシャワーは共同だったが、日本の感覚で考えれば破格の安さ。

出発前は孤独な一人旅になると思っていたけど、ゲストハウスで作った日本人の友達とワット・ポーやアユタヤーなどの観光スポットを巡ったり、食事に出かけたりとバンコクでは全く孤独じゃなかった。楽しい!

 

滞在中、ほとんどの時間を過ごしたカオサン通りは、たぶん何回訪れても楽しいディープなスポット。

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朝から観光客向けのショップが開き、観光客向けの価格を吹っかけられ、半額からスタートする値切り交渉が各地で始まる。屋台でパッタイを食べて、活気ある異国の街をそぞろ歩きして、夜になればパブやクラブのネオンが灯り始めて……。

探検すれば地元の人向けの食堂が見つかったり、スパがあったりと小さいエリアながらハマってしまう魅力がたくさんあった!

 

アユタヤー

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世界文化遺産に登録されているアユタヤーの遺跡群までは、バンコクからロットゥーというミニバスで片道2時間弱なので日帰り観光が可能。

 

アユタヤー行きのロットゥーは、バンコクの戦勝記念塔というバスターミナルから出ています。

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バスターミナルは広くてどこがどこ行きのバス停か分からないし、そもそも料金は事前に乗車券を買うのか車内で払うのかも分からなかったので、色んな人に聞いて乗車券売り場を見つけた。乗車券は60B(約192円)で、30分おきくらいに出発するらしい。

 

アユタヤーの見どころは王朝の遺跡。顔のない仏像や土台だけが残された寺院など、ビルマ軍に破壊された建造物を見ることができる。

 

市内の観光スポットはそこまで広くなく、土地も平坦なのでレンタサイクルがオススメ。

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日本語の地図をもらってアユタヤーの街をグルグルしていた。レンタルした自転車は途中でベルとスタンドが取れてしまったので、借りる前にしっかりと確認をした方が良いかも。

 

ハイライトはワット・マハータート。

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木の根に取り込まれてしまった仏像の頭部

 

アユタヤーの遺跡群は夜になるとライトアップされて美しいそうなので、この街を気に入ったら一泊してみるのも面白いかも。日帰り旅行だと夕方で帰りのロットゥーが終わってしまうため、見ることができない。残念!

 

チェンマイ

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北方のバラと呼ばれるチェンマイはタイ北部最大の都市。山がちな地形でバンコクよりも涼しく、暑期である3月も朝晩は長袖Tシャツが必要になるほど冷え込む。

わたしは一泊しかできなかったが、自然豊かで二泊、三泊と滞在したくなる美しい街だった。

 

チェンマイではレンタバイクショップで原付を借りてプチツーリング。

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24時間のレンタルで250B(約800円)+ガソリン代。国際免許証は必要なのかどうか知らないけど、何も言わずに貸してくれる。

人生初の原付、レンタバイクショップのおじさんに身振り手振りでなんとか乗り方を教えてもらいました。

 

店の前で試運転をして、ハンドルをひねると前に進むのねとコツを掴んだので、標高1080mの山の頂上に建つワット・プラ・タート・ドーイ・ステープへ。

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市内から寺院の麓まで16kmほど山道を走り、そこから長い長い参道の階段を上る。これが恐ろしいほど長い。

でも、階段を上りきるとチェンマイの街を一望できる……

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ハズだったんだけど、モヤモヤで何も見えませんでした。

 

ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ自体はタイ北部で最も神聖な寺の1つとされている、由緒ある格式高い寺院。

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高さ22mの金色に輝く仏塔があり、この周りを3周してお祈りを捧げるのがこの寺院の参拝方法らしい。

 

夜になると、堀と城壁に囲まれた旧市街で大規模なナイトマーケットが開かれていた。

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たまたまチェンマイを訪れた日曜日は、毎週メインストリートが車両通行止めになって雑貨や衣類、食べ物などを扱う露店が立ち並ぶ。

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なかにはタトゥーやタイマッサージの露店も!

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週に1度のサンデーマーケットだからか、観光客から地元の買い物客までメチャクチャ人がいて賑わっていた。わたしも楽しくなって露店の並びを3周して、夜ごはんを食べたりお土産のタイパンツを買ったりした。

 

こんなに大規模なナイトマーケットは後にも先にもここだけだったので、是非日曜日にチェンマイに行く予定があれば足を運んでみて。

 

寝台列車

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バンコクからチェンマイまでの距離はおよそ750kmで、日本で例えると東京から岡山くらい。

ポピュラーな行き方は飛行機か長距離バスなんだけど、この区間は鉄道でも結ばれている。他の乗り物と比べて時間がかかるけど、運賃も安く意外と快適らしいので今回は鉄道を使いました。

 

バンコクからチェンマイまでは、国鉄寝台列車を利用します。所要時間は14時間と聞いていたが、実際には遅延して15時間。

人気の座席は予約しないと確保できないと聞き、わたしは出発の前日にバンコク駅の切符売り場で乗車券を買いました。

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座席には等級があって、個室ベッドでエアコン付きの1等から横になることができないボックスシートの3等まである。

わたしが取ったのはバックパッカーに人気な541B(約1731円)の2等席。午後2時前に出発で、明け方の到着予定。ファン付きで二段ベッド下段の座席!

 

バンコク駅はフアラムポーン駅とも呼ばれ、国内最大規模の大きさを誇る。

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駅の案内所は英語が通じるので、まずはここで時刻表や料金表をもらう。自分の乗りたい列車が見つかれば、すぐ隣の切符売り場で指差し注文するだけなので簡単に乗車券は買えました。

 

2等の車内はやはりバックパッカーが多い。

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夜になるまでは二段ベッドがボックスシートになっていて、上段の人と向かい合って座る。

座席上段の人が教師をやっているマレーシア人で、帰国した今でも連絡を取り合う仲! 10時間以上の列車旅なので、おしゃべりをする意外の娯楽がなく、言葉が通じなくても文化が違っても、自然と仲良くなれます。

 

電車内の食事は、ちょっと高めだけどスナックやジュースの移動販売や食堂車がある。

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食堂車のメニューは8種類くらいあって、シェフがガパオライスをものすごく勧めてくるけど、違う食べ物を注文した。

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メニュー表に英語でフライドチキンなんちゃらって書いてあったから、唐揚げ的な何かを期待したんだけど、出てきたのはガパオライスの亜種みたいな食べ物だった。

115B(約368円)という、相場の倍くらいの値段がする割に味はまあまあだった。とにかく辛くて、翌日にお腹を壊した。つらい

 

夜になると乗務員がベッドメイキングをしてくれる。

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ベッドは思っていたよりも広く、シーツも清潔。下段は上段よりも少しだけ高い分、ちょっと広くて窓がついているのでより快適!

熱帯夜を想像していたが、エアコンがなくてもファンと窓から入る風で全然暑くなかった。むしろチェンマイに着いたときは寒かったくらい。

 

食事が微妙だったけど、寝台列車の旅自体は超満足。

古くてボロボロの列車だけど意外と中はキレイで、飛行機や長距離バスと違って車内スペースがゆったりとしていました。

 

ハイライトは窓から見える景色!

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リアル『世界の車窓から』でチル。

 

◆まとめ

東南アジア一人旅で最初に訪れる国がタイで良かった!

 

ぼったくりや犯罪に巻き込まれることはなかったし、ゲストハウスのシャワーが水しかでないということもなかった。

それでも日本とのギャップはたくさんあったけど、ラオスベトナムよりは日本に近い部分が多くて安心。

 

とりあえず、これから海外バックパッカー旅行をしてみたいと思っている人は、タイに行けば間違いありません!