ぶらり青春18きっぷの旅 中編(福岡県-佐賀県-長崎県)
1月4日
世界遺産に登録された軍艦島に行きたかったけど、調べるとツアーを予約しないと行けないらしい。ツアーは満席で断念。
とりあえず、長崎駅を目指してゆるゆると出発する。
昨日は天神駅から歩いて友達の家に向かったけど、今日はバスで博多駅まで行く。
ここから長崎駅までは4時間くらい。
電車内の座席もベンチシートから少しリッチなボックスシートになっていて最高。
せっかく乗り降り自由の青春18きっぷを使って旅行をしているので、いくつかの駅で途中下車をしてみる。
名前の通り、徒歩10分のところに温泉街がある。約1200年もの歴史を持ち、芸能人もお忍びで訪れるほど人気らしいが、今回の目的地は少し違う。
ここには、最近色んな意味で有名な『ツタヤ図書館』こと武雄市図書館がある。
スターバックスとTSUTAYAが併設され、年中無休のこの図書館は『新しい図書館のカタチ』として注目されているので、一度行ってみたかった。
TSUTAYAを展開するCCCが運営する武雄市図書館が似ているのは代官山の蔦屋書店。
スターバックスで購入したコーヒーを飲みながら本を閲覧することができたり、テラス席があったり。
もちろん、公共施設らしく全ての人が利用しやすい環境が整えられていたので、おじいちゃんから小さな子供まで多くの人が利用していた。
貸出カードにTポイントカードとしての機能が付いていることや選書精度の低さなどで課題も多く抱える武雄市図書館。
でも、実際に利用してみると『あったら良いな』をカタチにした魅力がたくさんあり、毎日足を運びたくなる場所でした。
お土産代わりに貸出カードを作った。
次に降りたのは佐世保駅。
ちょうど昼時だったので、有名なご当地グルメの佐世保バーガーを食べようと思った。
行ったのは、駅から降りてすぐの商業施設内にある『ハンバーガーショップ ヒカリ』。超有名店なので、超行列。さらに、佐世保バーガーはオーダーが入ってからひとつひとつ手作りされるので待ち時間が結構ある。
結局、1時間ほど待ったが、ウマい。
待った甲斐があったと思う大きさ! チーズや玉子、ベーコンなどがトッピングされた豪華なハンバーガーでした。
デザートに『レストラン蜂の家』で、こちらもご当地グルメのシュークリームを食べる。
戦後しばらく甘いものが少なかった時代に、米軍在住の街だった佐世保では、他では入手困難だった砂糖やフルーツなどの食材が流通していたという。
カスタードクリームにバナナや焼きリンゴなどが入っていて、甘いスカッチソースをかけて食べるデザート。
長崎駅に到着したのは夕方くらいで、夜ごはんには少し早かったので『1000万ドルの夜景』を観ることができる稲佐山に登った。
登るといっても、山頂の展望台までバスに乗っているだけ。
2012年10月にモナコ・香港とともに世界新三大夜景に選出された夜景は、残念ながら雨と霧でハッキリと観ることができなかった。雨上がりが狙い目だそうですよ。
下山後は夜ごはんを食べに行く。ちゃんぽんや皿うどん、卓袱料理、トルコライスと名物グルメがたくさんあるので迷う。
ちょっとディープな味を楽しみたかったので、まずは地元民からおすすめされた『雲龍亭』に行ってみる。
一口で食べられるコロコロの餃子は絶品! 皮はカリッとしていて、中はジューシー。食べだしたら止まらないタイプ。
二軒目はすぐ近く『思案橋ラーメン』へ。
店に入ると、カウンターでおでんが煮てあったのでひとまず注文。
見た目に反して、味はあっさり。定番ネタ以外にもオリジナルなメニューがあって楽しい。
良い感じにお腹が膨れてきたので、シメに『バクダンラーメン』。
長崎でちゃんぽんではなく、ラーメンというのが良い。バクダンとは、ラーメン二郎顔負けなほどトッピングされたニンニクの塊を指すらしい。
ほろ酔いで気分が良くなり、予約していたゲストハウスまで豪華にタクシーを使う。
坂道に建つ。
おやすみなさい