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デキる大人はゆったりと歩く

 

デキる大人は、ゆったりと歩いている気がする。

駅でもどこでも、大股でも小股でもなく、急がずにゆっくりと歩いている気がするんだ。

 

地面にかかとが着地して、足のひら全体がするりと滑る。最後は母指球筋でストンと蹴って、つま先がチョボンと飛び立つ。

腕はリラックスしていて、ゆるやかな振り。

 

そんなスマートな歩き方をしている人を見ると、カッコいいなぁと思う。

特にスーツを着たおじさんだと余計にそう思う。小太りでも、ハゲ散らかっていても、加齢臭がしても、歩き方がスマートだとやっぱりカッコいい。

 

自分もこんな歩き方ができたら良いなと思って真似してみようとはするけど、これがなかなか難しい。

 

僕はよく、ちょぼちょぼと歩いてしまう。

本当は『ちょぼちょぼ』なんていうプリティーな擬音ではなく、『デデッデデッ』っていう醜い感じ。

人より小柄な体格だから歩幅も小さく、いつも小走りでデデッデデッ。

 

周りの友達は小学校を卒業したくらいからグングンと身長が伸びてどんどんと歩幅が大きくなった。しかし、僕はなぜか中学生で身長が止まってしまった。

男同士で歩いていても、みんなは普通に歩くけど僕だけパタパタ。もっとゆっくり歩けよバカヤロウ! ってたまに思う。

女性のあるあるネタで『彼氏の歩くスピードが速い』なんていうのがあるらしいけど、そんな気持ち。

 

それで、小走りのクセが一人で歩いているときも抜けず、いつの間にか普段からデデッデデッと歩くようになってしまった。

 

最近、この歩き方に良いことなんて何もないと気づいた。

つま先と母指球筋だけ使って歩いているから前のめりになってるし、だから猫背だし、腰痛の原因になるし。

本当に良いことなんて何もない!

 

クセを矯正することは、とっても大変。

でも、歩き方にゆとりのある大人って心にもゆとりがありそう。

エスカレーターの右側なんて歩かないし、駆け込み乗車で電車のドアに挟まれたりしない。

 

僕は仕事のできないポンコツで良いから、おじさんになっても恰好だけはデキる風な人でありたい。

いや、それは違うわ。

 

オチはないけど、以上。