ぶらり青春18きっぷの旅 後編(長崎県-福岡県)
1月5日
今回は『ゲストハウス長崎』のドミトリーに宿泊した。
共用リビングにはコタツがある。僕のほかに、スペイン人とフランス人のカップル、日本人女性が泊まっていた。
オーナーは以前、東京で働いていた方で気さくな良い人。長崎市内のオススメ観光ルートや旅行情報誌には載っていないディープなグルメをたくさん教えてもらった。
昼前までゲストハウスでだらだらして、長崎市内の観光に出かける。
まずは、歩いて平和公園へ。
高校の時以来。
出発が遅かったので、すぐにお昼ごはんの時間になった。
長崎和牛を食べに、ゲストハウスのオーナーに教えてもらったお店へ。
なんとJA会館! 普通の観光ではまず行かない、農協の食堂が穴場だそう。
焼肉定食で満腹だったが、お腹を空かせるために走って次のお店へ。
茶碗蒸しのお店。昔からお祝いの席で食べらることが多く、創業当時から看板メニューとして地元で親しまれているらしい。
運ばれてきたのは、普通の茶碗蒸しの倍はある小丼サイズ! 直径13cmくらい!!
具だくさんで、穴子やエビ、かしわ、シイタケ、銀杏、タケノコ、かまぼこなどが入っていた。
少し前までお腹がいっぱいだったけど、つるりと食べられました。
午後は、ポツポツと雨が降ってきたけど長崎観光の王道、グラバー園へ。
晴れていたら、ベンチでテイクアウトしたケンタッキー食べたかった。(食べ物のことばかり)
日本最古の木造教会として国宝に指定されているこの教会。
内部は天井の造りや正面の主祭壇奥に掲げられたステンドグラスなど、見どころがたくさん。
長崎新地中華街や出島、坂本龍馬ゆかりの風頭周辺など、行ってみたいところはたくさんありますが、いよいよ雨が本降りになってきて断念……。
明日、福岡空港から飛行機で自宅に帰るので、青春18きっぷを使って今日も福岡の友達の家に泊めてもらう。
1月6日
夜遅くの便で帰宅するので、友人宅で昼過ぎまでゴロゴロしていた。
昼ごはんは、豚骨ラーメンの原点として有名な『元祖 長浜屋』に行った。
メニューは一種類のみで、入口で食券を購入して麺の固さを伝えれば注文完了。
博多ラーメンならではの替え玉はもちろんのこと、替え肉なんていうユニークなシステムも。
ちなみに『元祖 長浜屋』の周辺には名前の似たラーメン店が多数。
『元祖 長浜屋台』『元祖 長浜家(や)』『元祖 長浜家(け)』と、ケンカにならないのか心配。
夜ご飯は、開店前から順番待ちの列ができる焼鳥の人気店『かわや 警固店』。
名物は『とりかわ』で、焼鳥好きの福岡県民がこよなく愛する部位。
タレを付け、焼いては乾燥させることを何度も繰り返すことで余分な脂が落ち、旨みとコラーゲンが凝縮されるという。
外はカリッと香ばしく、噛むと脂と甘辛いタレがジュワッと口いっぱいに広がります!
二軒目は福岡のお楽しみ、屋台!
中洲の博多川沿いに並ぶ屋台は圧巻で、ネオンが幻想的。
キャッチのおにいさんに連れられて入った屋台は、当たり前だけど普通の居酒屋とは違い、窮屈で熱気がすごい。でも、店主や客同士の距離が近いので一体感を楽しめます。
もちもちの水餃子をアテに店主オススメ酒で旅を締めくくる。
【旅を終えて】
思い返してみれば、食べてばかりの旅行だった。帰ったらダイエットを頑張ろうと思う。
今回は交通費が青春18きっぷで大分浮いたので、その分を食費や遊ぶお金に回すことができた! 列車の旅もいいよね。
ぶらり青春18きっぷの旅 中編(福岡県-佐賀県-長崎県)
1月4日
世界遺産に登録された軍艦島に行きたかったけど、調べるとツアーを予約しないと行けないらしい。ツアーは満席で断念。
とりあえず、長崎駅を目指してゆるゆると出発する。
昨日は天神駅から歩いて友達の家に向かったけど、今日はバスで博多駅まで行く。
ここから長崎駅までは4時間くらい。
電車内の座席もベンチシートから少しリッチなボックスシートになっていて最高。
せっかく乗り降り自由の青春18きっぷを使って旅行をしているので、いくつかの駅で途中下車をしてみる。
名前の通り、徒歩10分のところに温泉街がある。約1200年もの歴史を持ち、芸能人もお忍びで訪れるほど人気らしいが、今回の目的地は少し違う。
ここには、最近色んな意味で有名な『ツタヤ図書館』こと武雄市図書館がある。
スターバックスとTSUTAYAが併設され、年中無休のこの図書館は『新しい図書館のカタチ』として注目されているので、一度行ってみたかった。
TSUTAYAを展開するCCCが運営する武雄市図書館が似ているのは代官山の蔦屋書店。
スターバックスで購入したコーヒーを飲みながら本を閲覧することができたり、テラス席があったり。
もちろん、公共施設らしく全ての人が利用しやすい環境が整えられていたので、おじいちゃんから小さな子供まで多くの人が利用していた。
貸出カードにTポイントカードとしての機能が付いていることや選書精度の低さなどで課題も多く抱える武雄市図書館。
でも、実際に利用してみると『あったら良いな』をカタチにした魅力がたくさんあり、毎日足を運びたくなる場所でした。
お土産代わりに貸出カードを作った。
次に降りたのは佐世保駅。
ちょうど昼時だったので、有名なご当地グルメの佐世保バーガーを食べようと思った。
行ったのは、駅から降りてすぐの商業施設内にある『ハンバーガーショップ ヒカリ』。超有名店なので、超行列。さらに、佐世保バーガーはオーダーが入ってからひとつひとつ手作りされるので待ち時間が結構ある。
結局、1時間ほど待ったが、ウマい。
待った甲斐があったと思う大きさ! チーズや玉子、ベーコンなどがトッピングされた豪華なハンバーガーでした。
デザートに『レストラン蜂の家』で、こちらもご当地グルメのシュークリームを食べる。
戦後しばらく甘いものが少なかった時代に、米軍在住の街だった佐世保では、他では入手困難だった砂糖やフルーツなどの食材が流通していたという。
カスタードクリームにバナナや焼きリンゴなどが入っていて、甘いスカッチソースをかけて食べるデザート。
長崎駅に到着したのは夕方くらいで、夜ごはんには少し早かったので『1000万ドルの夜景』を観ることができる稲佐山に登った。
登るといっても、山頂の展望台までバスに乗っているだけ。
2012年10月にモナコ・香港とともに世界新三大夜景に選出された夜景は、残念ながら雨と霧でハッキリと観ることができなかった。雨上がりが狙い目だそうですよ。
下山後は夜ごはんを食べに行く。ちゃんぽんや皿うどん、卓袱料理、トルコライスと名物グルメがたくさんあるので迷う。
ちょっとディープな味を楽しみたかったので、まずは地元民からおすすめされた『雲龍亭』に行ってみる。
一口で食べられるコロコロの餃子は絶品! 皮はカリッとしていて、中はジューシー。食べだしたら止まらないタイプ。
二軒目はすぐ近く『思案橋ラーメン』へ。
店に入ると、カウンターでおでんが煮てあったのでひとまず注文。
見た目に反して、味はあっさり。定番ネタ以外にもオリジナルなメニューがあって楽しい。
良い感じにお腹が膨れてきたので、シメに『バクダンラーメン』。
長崎でちゃんぽんではなく、ラーメンというのが良い。バクダンとは、ラーメン二郎顔負けなほどトッピングされたニンニクの塊を指すらしい。
ほろ酔いで気分が良くなり、予約していたゲストハウスまで豪華にタクシーを使う。
坂道に建つ。
おやすみなさい
ぶらり青春18きっぷの旅 前編(広島県-山口県-福岡県)
あけましておめでとうございます。
新年早々から青春18きっぷを使ったぶらり途中下車の旅をやってみた。まずは、おじいちゃんの家がある広島県まで飛行機で行き、お年玉をもらう。大事な旅行資金だ
そこから山口県、福岡県、佐賀県を通り長崎県をゴールに旅行する予定。帰りの飛行機は福岡空港発で予約したので、中洲の屋台も楽しみたい!
1月1日
羽田空港から飛行機に乗って、広島に向かう。
この旅行の少し前、高円寺の古着屋でバックパックを購入した。
グッドなオレンジに一目惚れ。1週間分の荷物が入っているから重たいけど、ご機嫌な旅のスタート。
広島空港に到着したのは昼の13時ごろ。
相変わらず、山の中にポツンとある空港で周りには何もない。
夜ごはんはおじいちゃん家の縁側でBBQをした。
食べて、寝てしかない。
1月2日
メチャクチャ食べて、メチャクチャ寝た。
1月3日
食べて、寝る生活に飽きてきた。
無事、お年玉をもらったので青春18きっぷを使ったぶらり途中下車の旅をはじめて観る。
青春18きっぷとは日本全国のJRの普通列車に乗り放題の切符。
1枚で1日有効×5回分。価格は11850円なので、1日あたり2370円で日本中のJRに乗車することができるのだ。しかも、乗り降りは自由!
以前も青春18きっぷを利用して、夏の音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015』に行ったことがある。
普通列車に乗り放題のため、目的地まで時間はかかるが何より安い。時間は有り余っているけど、金はない、だけど旅行はしたい! という人にオススメの移動手段!
スタートは、おじいちゃんの家から近い三原駅。
今日の目標は、福岡県まで行くこと。友達の家があるので泊まりたい。
下関駅まで5時間くらいかかった。これが青春18きっぷの醍醐味であり、ツラいところでもある。
この駅から福岡県の博多駅までは、電車で2時間くらい。だけど、本州と九州を隔てる関門海峡は電車と徒歩のどちらでも渡ることができる。
せっかくなので途中下車。関門トンネルを通る!
下関駅からトンネルまではバスで移動。10分くらいでトンネルの入口に到着。
歩行者の通行料は無料で、原付や自転車もお金を払えば押して歩くことで通行可能です。
ひたすらにまっすぐ通路が伸びている。
つらつら歩くと、県境の標示が見えてくる。
一度は歩きたい関門トンネル、二回目はもういいや。
福岡県側の出口を出ると、門司港というレトロな港町に到着する。
1889年の開港以来、国際貿易港として栄えたこの街は、大正ロマンを感じるレトロな洋館が多く残っている。
ご飯にカレー、そしてチーズを乗せて焼かれている。そこまで辛くはなく、とにかく熱い! フーフーしながら食べていくと、チーズの下からトロトロの半熟卵が出てくる。
卓上のスパイスで辛さを調節することもできるので、自分の好みに合った味にすることも可能。門司港に行ったら、ぜひ一度はホフホフしてほしいカレー!
お昼ごはんを食べた後は、友達の家がある天神方面に向けてまた電車に乗る。
太宰府天満宮に行きたかったので、太宰府駅へ。2時間半くらいなので一眠り。
到着すると、あたりは真っ暗になっていた。
三が日だったので、駅の改札を出るとメチャクチャ混雑していた。
参道にはスターバックスのコンセプトストアがある。
夜にコーヒーを飲むと眠れなくなってしまうので店内には入らなかったが、モダンと歴史が融合したような店の雰囲気はおしゃれ。やっぱり行けば良かった
太宰府天満宮は学問の神様として有名な菅原道真を祭っている。見どころはたくさんあるが、特に太鼓橋が気に入った。
参道を歩いて行くと、本殿の直前に急勾配の橋が架かっている。これが太鼓橋で『人生山あり谷あり』を実感させられるようになっている。
ハタチそこそこで人生の起伏を感じられるわけもないが、急勾配の橋を上り下りすることが楽しかった。『心』の字に形作られた池に架かるこの橋を渡ると、心身が清められるらしい。
ふうんと思って、太宰府天満宮をあとにする。スターバックスはやっぱり行けば良かった
天神駅までは電車で30分ほどで到着する。
夜ごはんは何を食べようかと考えて、ラーメンにした。
博多にいるのに、適当に入ったお店は久留米ラーメン。同じようなものかと思っていたけど、福岡に住む友達によると少し違うらしい。
久留米ラーメンは濃厚でコクのあるスープが特徴で、九州とんこつラーメンのルーツだそう。決して脂が多いというわけではないが、こってり。
夜ご飯を食べてお腹いっぱい!
友達の家では犬を飼っていた。
名前はレンくん。かわいい
おやすみなさい