ロシア・シベリア鉄道に乗るときの持ち物は?
シベリア鉄道に乗って10月のロシアを旅したときの荷物を大公開!
一ヶ月弱の期間をバックパックで旅行したので、コンパクトですが必要最低限の荷物はこの記事で分かるかと。
意外と寒くない(? )ロシアの秋。服装についてや車内で便利だったグッズなどにも触れているので、バックパッカーでなくとも必見です!
バッグ
・30~45Lのバックパック
・ボディバック
・30~45L用レインカバー
古着屋で購入したバックパックは容量が分からず。30~45L用レインカバーに収まるサイズなのでそれくらいなのかなあと思っています。
今回使ったロシアの航空会社Aeroflotは23kgまで無料で受託手荷物にしてくれるので、重量に関しては特に気にすることなくパッキングができた。とはいえ、背負うのは自分なので軽ければ軽いほど楽になると思い10kgくらいに抑えました。
乾燥している地域なので雨は降らないと予想していましたが、パラパラと小雨になったり粉雪が舞うことがたまにあったので、レインカバーは必要です。サブで使っているボディバックも一応、GREGORYの防水っぽい素材を使ったテールメイトを使いました。
貴重品
・パスポート
・財布×2
(日本円/クレジットカード/国際キャッシュカード)
・チケットホルダー
・ダイヤル式ワイヤーロック×2
・長めのワイヤー
・カラビナ
クリミア併合による欧米からの経済制裁でVISAなどのクレジットカードが使えないらしいと聞いていたけど、日本で作ったものなら問題なく使用できました。
ほとんどカード決済でしたがバスや露店では現金が必要。小さい財布に小銭とクレジットカードだけ入れて持ち歩いていました。
大きい財布は国際キャッシュカードと両替用の日本円を入れてバックパックの奥底へ。日本に近いウラジオストク以外の銀行はほとんど日本円を取り扱っていなかったので、両替をしたいなら外貨はUSドルで持つべし。
鍵とワイヤーは、個人用ロッカーのないゲストハウスやシベリア鉄道内でちょっとトイレに行くときなどで使います。ダブルジップのバックは施錠がしやすいので◎
衣類①
・長袖ハイネック×3
・長袖シャツ
・長ズボン
・半袖Tシャツ
・半ズボン
・パンツ×3
・ヒートテック下着×3
・レギンス×3
・厚手の靴下×4
地域にもよりますが、10月のロシアの平均気温は7~8℃くらいで東京の1月と変わりません。さすがに世界で一番寒い地域のシベリア東部(イルクーツクなど)や11月が近くなる旅の後半は0℃かそれを下回る日もありましたが、基本は日本の冬支度で大丈夫。
シベリア鉄道の車内は空調が効いていて半袖短パンで十分。みんなリラックスした服装に着替えます。
逆にゲストハウスはまだ秋という認識だからなのか暖房を入れてない部屋に当たることも。上はシャツを羽織ったりしていましたが、下はどうしようもなくジャージにすれば良かったなあと。
衣類②
・マウンテンパーカー
・フリースジャケット
・ニット帽
・ネックウォーマー
・手袋
・サンダル
先述の通り小雨や粉雪の降る日があるので、フード付きのマウンテンパーカーは重宝しました。その下はフリースジャケットと長袖ハイネックなので、下着を含めて4枚も着ていれば防寒はバッチリです。
靴はサンダル!? と思いますが(現地のロシア人には何度も心配された)、厚手の靴下を履いていれば意外と余裕です。寒くなったら靴下を二重にすれば良いのです。
長い距離を歩いても疲れることはなく、濡れてもすぐに乾くからシャワールームへ持っていける、使い勝手の良いKEEN・NEWPORT H2は大好きです。
スニーカーやブーツを履いていく場合、シベリア鉄道内ではスリッパかビーチサンダルがあると楽だと思います。
生活用品
・フェイスタオル×2 ・セームタオル
・トイレットペーパー ・ティッシュ
・ウェットティッシュ ・ボディシート
・フェイスシート ・マスク
・カイロ ・ジップロック
・リップクリーム ・ハンドジェル
・石けん ・歯磨きセット
・化粧水 ・保湿クリーム
・コンタクトレンズ ・眼鏡
・洗濯セット
フェイスタオルはゲストハウスに用意されていることが多かったので、1枚で良かった。逆にシャンプーがなかったので、気になる人は持っていきましょう。
10月のロシアはとにかく乾燥しているので、美容とかではなく男でも入浴後の保湿は重要です。 また、リップクリームはマメに塗らないとくちびる割れます。
相変わらずバックパック旅行で便利なのは芯を抜いたトイレットペーパーとウェットティッシュ、それから洗濯以外でも多用するS字フック。シベリア鉄道の三等寝台車は食卓がベッドになる席があるので、そこに当たった場合食器などを掛けられるS字フックは重宝します。
洗濯セットでいうと、日本の洗剤があるのとないのとでは服の着心地に大きく差が出ます。部屋干し臭を防ぐタイプのやつを使っていたので、乾燥機がないゲストハウスでも気分は最高でした。
食料品
・インスタントラーメン×7
・粉末緑茶/ほうじ茶×5
・キャンプマグ
・マイ箸
・プラスチックスプーン
車内で何泊もするシベリア鉄道では、お湯は自由に使えて各々が食料を持ち込んで料理をすると聞いていたので、リフィルのカップヌードルなどのインスタントラーメンと大きめのキャンプマグを準備していました。
現地のロシア人はパンやベーコン、野菜、包丁まで持ち込んで本格的に料理をしている人から僕と同じようにインスタントラーメンで凌ぐ人まで様々。同じものばかり食べていると飽きてくるので、食堂車や停車駅にある露店を賢く利用しましょう。
ちなみに、日本から何も持っていかなくても旅行者が降りるような大きな駅付近にはだいたいスーパーがあるのでなんとかなります。
マイ箸は大活躍。単純に食べやすいだけでなく、同乗者と話のきっかけになることも。
振り返ると、食事時は必ずといって良いほどご飯を分けてくれた(家庭的なロシア料理をご馳走してくれることが多かったです……! )ので、お返しに日本のお菓子などを持っていけば良かったなと思っています。
あと、食器は軽くしか洗えなかったので使い終わったらウェットティッシュで拭いていました。
医薬品
・胃薬
・目薬
・正露丸
今回の旅行では一度だけ熱を出してお腹も壊したので、正露丸はあって良かった。
ロシアの料理は肉やチーズなど重たいものばかりだったので、胃薬もあると良いかも。
ガジェット
・iPod
・モバイルバッテリー
・懐中電灯
・一眼レフカメラ(これで撮ってるから写真にはないよ)
・各種充電器
・海外用コンセント変換コネクター(C型)
異国の人と話せたり車窓からの風景を楽しめるとはいえ、ずっとそればかりしている訳にはいかない。そう、シベリア鉄道は孤独との闘いなのです。
なので、電波がなくても使えるiPodやKindleはマスト。最高に暇な時間を存分に楽しみましょう。
コンセントは席になく、車両に2~3個あるだけなのでモバイルバッテリーをよく使っていました。
ガイドブック・筆記用具
・会話帳
・日記帳
・3色ボールペン
・養生テープ
ロシアの地球の歩き方は使える情報があまりなく、重たいだけだったのでいらないかも。会話帳は使う機会が多く、シベリア鉄道では同乗者と自己紹介や故郷の話など会話を楽しむことができた。
車内で暇を持て余しすぎて日記の使わないページでロシア語の勉強をしていたので、NHKの語学テキストでも買って本格的に語学学習に取り組めば良かった。神保町にロシア語の習字帳を売っているお店があるらしいので今度行ってみたい。
養生テープはマスキングテープ代わりにしてチケットのスクラップに使ったり、お土産の梱包に使ったり。一つあると便利です。
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